この記事は「THE NORTH FACE/ティーアール10」の商品レビューです。
トレラン用のザックと言えば「ULTIMATE DIRECTION(アルティメイトディレクション)」のプロダクトを思い浮かべる人も多いと思います。私もそうで、これまでに3種類のザックを使いました。
いずれもリュックタイプ。それなりに満足はしていたのですが、ベストタイプが気になり「ティーアール10」を購入。トレランのメインザックに使ってます。
価格が20,900円(税込)とかなり高め。おまけにソフトフラスクもついていない強気の姿勢。正直、前モデルのセール品と悩みましたが「ティーアール10/Lサイズ/ホワイト×ブラック」にして正解でした。
そこで「ティーアール10」を実際に使って思う、魅力やメリット・デメリットなど紹介いたします。
「THE NORTH FACE/ティーアール10」の魅力
軽くてフィット感がしっかりある
「ティーアール10」のLサイズは、重さが335g。缶ビール1缶もしくはAカップのおっぱい(両方)くらいの重さ(笑)らしいです。ちなみに、Sサイズは290g。Mサイズは315gです。いずれにしても軽いですよね。
フィット感は「着るザック」なんて言われるくらいしっかりあります。起伏の激しいトレランで使用しても揺れることなく、走りに集中できます。荷物が少ない場合、バンジーコードを絞れば中揺れしません。
体型に合わせた、より細かいフィッティングが可能
S・M・Lサイズがラインナップされています。体型に合わせたものをチョイスすれば自分に合うものが見つかるはず。サイズ感については、
- S:着丈40×身幅37×裾幅30cm
- M:着丈42×身幅40.5×裾幅33.5cm
- L:着丈44×身幅44×裾幅37cm
となっています。
また、前面に可動式ストラップを加えた3本のチェストストラップが配置されています。細かく締め付けを調整すると、フィット感とホールド感がアップします。
街中で使っても恥ずかしくないデザイン
ムダがないスッキリとしたデザインで、いかにもアウトドアやスポーツギアといったものと一線を画します。
派手なカラーリングのザックが多い中、
- ブラック
- ティングレー
- ホワイト×ブラック
の3色を展開。タブレットや着替えなどパッキングして通勤・帰宅ランで街中を走っても違和感なく、恥ずかしさもないです。
メインコンパートメントは容量とダブルジッパーが魅力
大は小を兼ねる。10Lとしっかり入るメインコンパートメント(荷室)は、ミドル〜ロングのトレランにも十分対応できる容量です。荷物が少ない場合は、バンジーコードを絞ればOK。しっかりホールドされます。
中でも、もっとも使い勝手の良さを感じてるのが、ダブルジッパーを採用したところ。底にパッキングした荷物であっても下のジッパーを上にあげればスッと出せるので、出し入れに時間がかかりません。
メインコンパートメント以外の収納力も魅力
前面部には、ソフトフラスクを収納できるポケットがあります。他社のフラスクがフィットしない。そんな声も聞きますが、私は「ULTIMATE DIRECTION」のもので対応してます。
それ以外にも、大型のストレッチポケットがあります。ジェル・スマホ・アクションカムやポール、小物類などガンガン詰め込める容量です。シェルやレインウェアを脱いだあと、立ち止まることなく詰め込むこともできます。
「THE NORTH FACE/ティーアール10」のメリット・デメリット
メリット
スタイリッシュでおしゃれなデザインは、身につけるだけでテンションが上がります。機能面についても魅力だらけで、使い勝手がいいです。生地もしっかりしており、少しばかりの雨でしたら染み込むこともないです。
デメリット
1番は価格でしょうか。同じ容量のザックと比較しても高い方だと思います。おまけに、他社だとセットになっていることが多いジャストフィットするソフトフラスクが付属しないのはツラいところ。
あと、背面部に抗菌防臭加工した通気性が高い軽量メッシュを採用したようですが、その良さをあまり感じれません。ベストタイプはフィットする面積が広いので汗蒸れは感じるし、汗でベタベタになれば臭います。
まとめ
デメリットもありますが、それはどこのプロダクトでも一緒。それを考慮しても「THE NORTH FACE/ティーアール10」の満足度はかなり高いです。
正直、これまではメジャーなブランドのプロダクトに興味がありませんでした。それが理由で「ULTIMATE DIRECTION」を愛用してきましたが、お店でフィッティングして偏見がなくなりました。これがイイッ! と。
興味がある方は、コチラから購入できます。見た目にもオシャレでストレスのないザックで、走りのパフォーマンスを向上させてみてはいかがでしょうか。
それでも価格が… という方は、「ティーアールゼロ」「ティーアール6」を選択してみるのもアリかもしれません。容量は小さくなりますが、フィット感など魅力は実感できるハズです。