ハイドレーションのゴム臭さ、
なんとかならないのかなぁ…
中華製が臭いって聞くけど、
有名ブランドのものも臭い!
ハイドレーションとは、袋状のボトルに水を入れて付属のチューブで吸って水分補給をするアイテムです。運動しながらこまめに水分補給できるので、登山や自転車、トレイルランニングをする人によく利用されています。
水を入れたボトルはザックに入れて、チューブの先端にある吸水口は口元に置きます。吸水口を吸わないと水が出ない構造になっているので、運動中にボトルの中身があふれる心配はありません。
これだけ聞くと「ハイドレーション、便利そうだなぁ」と思いますよね。でも、残念ながら欠点もあります。それが、タイトルにもあるとおり、ゴム(ビニール)臭いってこと。
全ての商品に共通してとは言えないかもしれませんが、悩んでいる人は多いようです。素材のキツい臭いが水にうつってしまい、飲めたものじゃあない。筆者も苦しんだ1人です。
それでも、せっかく購入したハイドレーション。なんとかして使いたいですよね。そこで筆者がやってみたのは、料理でも臭い消しでよくやる煮沸。鍋でグツグツ煮込んでみました。結果はいかに…
ゴム臭いハイドレーションの臭い消しにはいくつか方法がある
ハイドレーションやソフトフラスクなど樹脂系のボトルで、中華製のものは特に臭いがキツいと言われます。それは筆者も体験済み。安さ重視で購入した中華ブランドのソフトフラスクで苦い経験をしました。
それを踏まえて、ハイドレーションはトレラン界隈では有名な「アルティメイドディレクション」の2ℓタイプを購入しました。しかし、結果は想像以上に臭かった。
炎天下のランニング。喉はカラカラなのに水がゴム臭すぎて飲めないからコンビニまで我慢する。そんなレベルでした。そこでゴム臭さを消す方法を調べてみると…
- 食器洗い用の洗剤で徹底的に洗う
- ハイドレーション専用洗剤・専用ブラシで徹底的に洗う
- ぬるま湯に重曹を溶かして漬け込む
- ボトルとチューブに重曹水を入れて冷凍 → 解凍を繰り返す
- 時間が経てばいくらか軽減するので、それまで我慢する
なんて情報がありました。
さっそく、食器用洗剤でしっかり洗ってみましたが効果はイマイチ。専用洗剤と専用ブラシを購入するのは少し待つことにして、重曹は時間がかかりそうだったので試しませんでした。我慢するのは論外。
他にいい方法はないかなとたどり着いたのが、煮沸でした。素材によっては熱湯NGのものもあるみたいですが、買い替え覚悟で鍋で煮ることにしました。
ゴム臭いハイドレーション、鍋でグツグツ煮込んでみた
素材の紹介
今回、鍋で煮るハイドレーションは「アルティメイドディレクション」のもの。商品リンクのものより古いバージョンの可能性があります。1.5ℓではなく2ℓタイプを投入しました。
材質は、FDA(アメリカ食品医薬品局)承認済みのポリエチレン(BPAフリー)とのこと。
鍋でグツグツ煮込んでみた感想
鍋でお湯を沸かして、グツグツ煮立っている中にハイドレーションのボトルのみ投入しました。ボトルは裏返しにして、プカプカ浮いてこないよう箸で突っつきました。その間、5分ほど。
火をとめて、冷水でハイドレーションの粗熱を取り匂いを嗅いでみると… まったく臭いがしないレベルではないけど、劇的に臭いが薄まった。そんな印象でした。
反面、気になる点も。若干、縮んだような印象であちこちに筋状の跡が残りました。おそらく、箸で突っついたときについたものだと思われます。熱で変形したのかなと。
実際に使ってみた感想
先日、当ブログでも紹介しました「京都一周トレイル」の東山コースを走る際に使用しました。
まず、熱による変形の影響ですが特にありませんでした。水は2ℓちゃんと入るし、水漏れもありませんでした。
気になる臭いについてですが、こちらも問題ないレベル。うっすら素材の臭いがするかなぁ〜くらいで、鍋で煮る前と比べると天と地の差がありました。個人的には実用レベル。
8時間近く山を徘徊しましたが水は少しあまったくらいで、無事に走り終えることができました。
まとめ
熱で変形はしたものの、満足いく結果になりました。もしかしたら、変形するまで煮込まなくてもサッとお湯をかけるだけでも効果はあったのかもしれません。気になる人は自己責任でお試しください。
でも1番良いのは、実際にショップで実物を触ったり臭いを確かめたりしてから購入するのがベストかなと。専門的なアドバイスも聞けますしね。
ハイドレーションやソフトフラスクは、水分補給に欠かせないもの。トレランをする上では命に関わる大切なアイテムと言っても大袈裟ではありません。自分にとってベストなものを使いたいですね。