【第24回 六甲縦走キャノンボールラン】どろんこ祭りの一部始終

2021年、春の「六甲縦走キャノンボールラン」レポート。どろんこ祭りの一部始終

2021年3月21日(日)に開催されました「第24回 六甲縦走キャノンボールラン」SPEEDの部、走ってきました。

今回は、雨の影響もあってどろんこ祭りへと様変わりしたレース。今回も含めて5回走った中で、1番過酷で1番テンション上がりました。

そんな、六甲縦走キャノンボールランについて。お祭りに参加した人と、思いで話に花を咲かせたい。いつか走ってみたいと思っている人へ、魅力を伝えたいです。

おまけで、遠征中に観光したランナーに嬉しいスポットも紹介いたします。

目次

そもそも「六甲縦走キャノンボールラン」とは?

六甲縦走キャノンボールランは、毎年春と秋に開催されるレース。須磨〜宝塚間を六甲全山縦走路に沿ってトレースします。

運営は、神戸市灘区にある整体・ストレッチの「けんこう堂」さんとボランティアのみなさん。小規模ですが、全国から参加者が集まる人気のレースです。

特徴は、六甲全山縦走路をエンジン以外の移動手段で1番早くゴールした人が勝者ということ。ルールには、馬やミニチュアポニー、ウィングスーツもOKとあります。

それと、エントリーできるカテゴリーも豊富。シンプルにゴールを目指す「SPEED」をはじめ、縦走路を往復する「POWER」、1.5往復する「RAINBOW」なんてものも。だから変態が集まる(笑)

エイドが充実しているのも、本当にありがたい。豚汁や煮込み、コーラーにスポーツドリンク(酒)、ご飯ものにフルーツなど。それと、エロ本。感謝の気持ちを込めて、投げ銭しましょう

一方、難しいこともあります。コースの案内や誘導スタッフはいないので、不慣れな人は戸惑うことも。詳しい人と一緒に走るか事前にしっかりチェックするかして、対策しなければなりません。

コロナ対策で、開会式とゴール時の撮影もなくなりました。スタートは各自で準備ができ次第。ゴールも自己申告です。Webで、誓約書や記録を送信するスタイルを採用しています。

以前のお祭りムードは少しなりを潜めましたが、それでも楽しいのが六甲縦走キャノンボールランです。

「第24回 六甲縦走キャノンボールラン」レポート

装備品について

40km弱の道のりを約8時間で走ることを想定して、パッキングしました。

  • 水(ソフトフラスク:500ml×2本)
  • エナジージェル(マグオン×3個)
  • 塩大福×2個
  • 小銭(投げ銭用)
  • スマホ
  • ポケットティッシュ
  • 絆創膏
  • テーピング
  • ポイズンリムーバー
  • ヘッドライト
  • ホイッスル
  • エマージェンシーシート
  • タオル
  • 着替え(Tシャツ×1枚)
  • ザック(12.7L)

ウェアーについて

気温は17℃くらいだと予報でいってたので、基本は動きやすさ重視。ただ、雨が降るといわれてたのでレインウェアを着てレースに臨みました。ざっと、上からこんな感じ。

  • キャップ:ELDORESO
  • サングラス:goodr
  • バフ:BUFF
  • レインウェア:RAIDLIGHT
  • トップス:半袖Tシャツ
  • グローブ:THE NORTH FACE
  • GPSウォッチ:SUUNTO 9 BARO
  • ランニングポーチ:FlipBelt
  • パンツ:ELDORESO
  • ソックス:injinji
  • シューズ:ALTRA

コースについて

春のSPEEDは、宝塚スタート。ゴールの須磨浦公園を目指すおよそ43km(実測値)のコースです。辿ったルートは、だいたいこんな感じ。

  • 【スタート】塩尾寺下の広場
  • 塩尾寺
  • 岩倉山
  • 譲葉山
  • 大谷乗越
  • 大平山
  • 船坂峠
  • 水無山
  • 東六甲縦走路分岐点
  • 一軒茶屋
  • 極楽茶屋跡
  • 六甲有馬ロープウェー六甲山頂駅
  • 六甲ガーデンテラス
  • 記念碑台
  • 六ケ辻
  • 丁字ケ辻
  • 三国池
  • 穂高湖
  • 摩耶石舞台
  • 摩耶ロープウェー星の駅
  • 摩耶山
  • アドベンチャールート分岐(全山縦走路側)
  • 学校林道分岐
  • 天狗道分岐点
  • 桜茶屋(市ケ原)
  • 大龍寺
  • 鍋蓋山
  • 天王吊橋
  • 菊水山
  • 六甲全山縦歩路休息所
  • 鵯越駅
  • 妙法寺
  • 東山
  • 須磨アルプス馬の背
  • 横尾山
  • 栂尾山
  • 高倉山
  • 鉄拐山
  • 旗振山
  • 鉢伏山
  • 【ゴール】須磨浦公園

写真で振り返る

阪急「宝塚駅」。ここは、夢の街でもあり地獄(むしろ、天国?)の入り口だったんですね!

スタートして、塩尾寺(えんぺいじ)からトレイルに入ったところ。もうキツい。

トレイルのあちこちで、水が滝のように流れている。つまり、どろんこ祭り。

10km過ぎた最初のエイドでこのざま。もうすでに、興奮スレスレ状態(笑)

次のエイドでいただいた、カリカリのチーズパンが入ったスープ。温かくておいしかったです。

すごい霧の中、辿り着いた摩耶山(まやさん)のエイド。いつも充実してます。豚汁、おにぎり、ポテトフライ。美味でした。

摩耶山を下る途中、仲間が足を負傷。ここからは無理せずゴールを目指すことに。

大龍寺。ここまで来るとレースも後半。脇にあったエイドで英気を養いました。

霧が立ち込めるなか、先を進みます。仲間の足は、フラットな場所では割と大丈夫な様子。

菊水山を下りて、最後のエイドがある脇の風景。ここから鵯越(ひよどりごえ)駅を目指して市街地を抜ける。

妙法寺を抜けて東山に入り須磨アルプス(馬の背)の絶景へ。横風がすごくてちびりそうでした。

馬の背の近影。ところどころ狭い場所もあってかなり危険。

馬の背を抜けても油断はできない。ちょっとした鎖場が行手を阻む。

栂尾山(とがおさん)を下りる400階段。最後にこれはキツい。でも、ゴールは目前。

高倉山の山頂から神戸市街を眺めたところ。今日は、残念。このあたりから雨足が強くなってきました。

道なりに進み、階段をひたすら下りたらゴール。このあとは寒過ぎて、まともに写真が撮れなかった。

動画で振り返る

音がでます。注意して再生してください。

感想

3人で走る予定でしたが、1人はDNSしたので2人でゴールを目指すことに。当初の目標は、前回(第23回)の記録:8時間40分30秒の更新でしたが、コンディションが最悪だったのでやれるだけやろうということに。

トレイルはあちこちぬかるんでいて、はじめからどろんこ祭り状態。最悪なコンディションでしたが、気分は興奮スレスレまで高まってました。まさに絶好調!

泥だらけになりながらも、走れるところはしっかり走って摩耶山まで到達。あとは緩やかな下りだからPB更新も狙えるかも。そんなことを話していた矢先にトラブルが発生しました。

摩耶山を下る途中、仲間が足を何度かひねってしまい大幅にペースダウン。そこからは、足の状態をみながら歩いたり軽く走ったりを繰り返してゴールを目指します。

レース後半。最大の絶景ポイント、馬の背。晴れていれば映えるスポットになりますが、この日は恐怖を感じる難所。霧と横風で緊張感が高まります。1歩ずつ、慎重に進みました。

ゴール目前の旗振山〜鉢伏山を通過するあたりで、雨足が強くなりびしょ濡れに。最後の最後まで楽しませてくれるなぁ。なんて思う余裕はもうなく、寒さに震えながらなんとかゴールしました。

結果は、8時間30分8秒とPB更新。あれ? 半分近く歩いたし、最後の最後で実はコースを間違えたにも関わらず。なんか不思議な感じでした。

特にイベントもなかったのであとは帰るだけ。でも、泥だらけのまま電車に乗るわけにもいかないので、トイレの洗面所で足を洗いサッと着替えて帰路につきました。

正直、ここまでコンディションが悪いレースはロードも含めてはじめてのこと。DNFも覚悟していたのでゴールできただけで良かったです。あと、かなりテンションが上がったので個人的には◎

それと、コロナ禍でもレースを開催してくれた運営さんには感謝しかありません。ボランティアの皆さんの温かいエイドでお腹も心も救われました。本当に、ありがとうございました。

次回は、無事に開催されれば秋ですかね。そのときは、さらなるPB更新を目標にエントリーしたいと思います。

まとめ

「第24回 六甲縦走キャノンボールラン」がいかにどろんこ祭りだったか。雰囲気が少しでも伝わりましたでしょうか。これを読んで、走ってみようと思った人が1人でもいれば嬉しいです。

冒頭で、六甲全山縦走路をエンジン以外の移動手段で1番早くゴールした人が勝者とお伝えしました。ですが、人と競い合う雰囲気はあまりなく、楽しんでいる人がほとんどです。

過酷なイメージがある六甲縦走キャノンボールランですが、とてもアットホームなレースだと思います。とはいえ、ノリだけでは走れないのは確実。しっかり練習して、チャレンジしてくださいね!

【おまけ】遠征中に観光した、ランナーに嬉しいスポット

レース前日に神戸入りし、そこから2泊3日しました。遠征中、レインウェアを手に入れようと京都や大阪のトレランショップに寄ったりちょっとだけ観光したりしました。

ランナーには嬉しい情報かもしれないので、紹介いたします。

トレイルフェストランニングカンパニー(京都府京都市)

トレイルフェストランニングカンパニー」は、京都にあるランニングとトレイルランニングのプロショップ。先日、こちらの記事でも紹介したYouTuber:タグゾウさんが代表のお店です。

以前は物販メインのお店だったようですが、今はジムがメインとのこと。それでも、ザックやオリジナル商品などちょっとしたアイテムがあります。こちらでは、ジェルを購入しました。

所在地

〒600-8031
京都府京都市下京区貞安前之町622 京都大神宮会館B1

電話番号

075-746-7886

ホームページ

https://go-trail.net/

営業時間

月・水〜金曜日:11:00〜20:00/土・日曜日:10:00〜18:00

お休み

火曜日

アクセス

京都市営地下鉄烏丸線「四条駅」下車。徒歩10分。

ソトアソ Sotoaso(大阪府交野市)

ソトアソ Sotoaso」は、大阪にあるトレイルランニングショップ。大阪と奈良をまたぐ生駒山の玄関口、大阪交野(かたの)の里山遊びを提案しています。

スタッフさんの中にはトレラン・スカイランニングの実力者もいて、専門的なアドバイスがもらえます。こちらでは、レインウェアを購入。レースで重宝いたしました。

また、ロッカーやシャワールームも完備しています。里山トレイルの拠点にできて、オススメ!

所在地

〒576-0032
大阪府交野市私市山手3丁目1-14-105

電話番号

072-807-8916

ホームページ

https://sotoaso.jp/

営業時間

水〜金曜日:12:30〜19:00/土・日曜日:9:00〜18:00

お休み

月・火曜日

アクセス

京阪交野線「私市(きさいち)駅」下車。徒歩2分。

足の神様 服部天神宮(大阪府豊中市)

服部天神宮」は、大阪府豊中市にある神社。菅原道真公の足の病が回復したとのいわれがあり「足の神様」として知られています。

SNSで多くのランナーがこちらに訪れていることを知り、気になっていました。今回の遠征で唯一の観光スポット。わらじ型のお守りを購入しました。

所在地

〒561-0851
大阪府豊中市服部元町1-2-17

電話番号

06-6862-5022

ホームページ

https://hattoritenjingu.or.jp/

営業時間

6:00〜18:00

アクセス

阪急宝塚線「服部天神駅」下車。徒歩1分。

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この記事を書いた人

ラン歴10年弱のアラフィフランナー。ダイエットきっかけで走りはじめました。2019年元日、1日も休まず走り続けるチャレンジをスタート。2023年2月22日、1,514日で終了。肉ばなれで走れなくなりました。最近はトレランがメイン。マイラー目指しています。

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