洗濯したら
靴紐の先が取れた!
他に売っていない柄だから
買い替えできないし…
ランニングシューズに限った話ではないですが、靴紐の先端にある固い部分が取れると困りますよね。どんどんほつれてくるし、そのままでは穴に紐を通すことも困難。
そんなとき、瞬間接着剤で固めたりセロテープを巻いたりしてやり過ごした経験がある人もいるのではないでしょうか。中には、紐だけ買い替えた。そんな人もいると思います。
それで解決できればいいのですが、珍しい色や靴に合わせてデザインされた靴紐ですとそうもいかないです。メーカーに問い合わせて靴紐だけ取り寄せることも難しい…
実際に、筆者は過酷な環境で履くトレランシューズでやらかしました。アルトラのローンピーク。シューズに合わせて靴紐がデザインされていました。靴紐だけ売ってないかショップに確認しましたが、答えはNOでした。
そこで紹介したいのが、靴紐の先端部分を修理する方法。実はとっても簡単にできるので、覚えておくと便利ですよ。
靴紐の先端部分、正式名称は「アグレット」
靴紐の先端にある固い部分をなんと言うかご存知でしょうか? 正式名称を「アグレット」と言います。フランス語で小さな針を意味する「aiguillette」が語源となっているようです。
靴紐の先端部分が取れたら、収縮チューブで修理するのがオススメ
靴紐の先端部分が取れたらどうすればいいのか。実は簡単にDIYで修理することができます。
そこで必要になるのが収縮チューブ。ライターで炙ったりドライヤーやアイロンで温めることでキュッと縮まるチューブを使います。
もともとは配線カバーに使うもので、ホームセンターや100均にも売ってたりします。ただ、チューブの直径が合わない可能性もあるので靴紐専用の収縮チューブを使うと簡単に修理できますよ。
靴紐の先端部分を修理する手順
それでは、実際に修理する手順を解説します。難しいことはありません。作業は5分もかからず、どなたでも簡単にできますよ。修理に必要な道具・工具は以下になります。
- 靴紐先端留め 熱収縮チューブ(シューレースパイプ)
- ハサミ
- ライター
- 瞬間接着剤
靴紐の先端がふさふさになっていたら、指で形を整えておきましょう。そこにチューブを上から被せるようにして通します。
うまく通らない場合は、チューブの下から紐を細い棒で押し込んでやるといいですよ。
チューブは全部を紐に通すのではなく、3〜5mmほど残しておきましょう。
ライターで炙って熱をかけます。そのとき、1点にだけ熱をかけるのではなく、紐を転がすようにして収縮チューブ全体を炙るようにしましょう。
数秒で収縮するので、炙りすぎはNG。靴紐が燃えたり収縮チューブが溶けたりする可能性があります。
収縮チューブが冷えて固くなったら、靴紐の先に残しておいた部分をカットします。こうすることで断面がハッキリして、穴に紐を通すときに引っ掛かりがなくなります。
仕上げに、カットした断面に瞬間接着剤を一滴たらして蓋をします。こうすることで、断面から水の侵入を防ぎます。
まとめ
たかが靴紐ですが、修理ができないと交換するハメになります。そうなるとデザインの印象も変わってくるので、お気に入りの一足であればあるほどショックも大きいですよね。
靴紐も靴と同じように汚れます。洗濯機を使ってガンガン洗えば先端も劣化するので、メンテナンスは必要になってきます。
やり方を覚えておけば、すぐに修理できるのでいざと言うとき困りませんよ。簡単にできるので、ぜひ試してくださいね!